冬の葉
今日は一日盆栽の幹を洗っていた。
動力噴霧器が欲しい…
幹洗いのポイントは何といっても根張りの確認。
一年も経つとコケに覆われる盆栽も少なくないから、株元の苔は全て撤去する。
コケが好きな私には勿体ない気持ちが強いけど、ここは我慢。
あくまでも盆栽を第一に考えてすべての作業をしていかないとね。
冬の間に石灰硫黄合剤を塗る場合も幹を洗っておいた方が、白が綺麗に見えます。
濁りが無い、澄んだ落ち着いた白さになります。
もう松柏類以外はほどんど落葉しているけど、こんなのもある。
枯れ葉の良さってなんだろう。
役目を終えてもまだ芽を保護しているんだよな。
ヤマコウバシならではの美しさです。
盆栽をつくるという事は、自然を人間の側に引き寄せる事になると思う。
何もしなくても美しいものに手を加える行為は、ものすごい責任と覚悟が必要なんだと常に考えて仕事をいているけど、なにげなく眺める植物の表情にドキッとしてしまう。
まったく追い付いていない気がするけど、まだまだ良くできると思うとワクワクもする。