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着生は面白い
ヘゴに着生するとすごく上手く生育する。
かれこれ5年くらい着けていますが、どんどん面白くなっている。
どれも着生植物なので適度な乾燥が必要で、通常はミズゴケなどに植えて管理するのですが、ヘゴ板は乾湿バランスが合っているようでよく育つ。
もちろん一年を通して日陰での管理が必要で水は多めです。
あと4、5年も経ったら全体が覆われそうだけど、それはそれで野趣があって良いのですが、しっかりと自然の中にも人の意思を入れていく事がポイントですね。
自然に見えて実は計算されているという感じです。
それにしても風蘭の香りはホント素晴らしい。
ちなみに風蘭は富貴蘭とも呼ばれますが、銘の付いている品種の事をそう呼びます。
この品種は「朝日殿」だったと思います。
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アカシデの樹
盆栽の飾り方は色々。
ハレの日には重厚感のある松が好まれますが、日常的に盆栽を楽しむにはどんな樹が良いだろうか。
八百日としては、細い幹の盆栽は得意としています。
いわゆる文人木という樹形です。ちょっと洒落ていて軽やかな雰囲気が現代の空間に合わせ易く飾るのが楽しくなりそうで気に入っています。
もう少し剪定しても良くなりそう。
この幹の質感、樹皮の模様はアカシデならでは。
それなりに古く、肌もできているので、この太さを維持できるとすごく良い。
コケも良い感じ。