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影で考える
盆栽の針金掛けをする際に、色々な見方をしながら掛けていくと面白いです。
はじめに全体像を見ながら形のイメージを作っていきます。
全体と細部を交互に見たり、近づいて見たり、離れて見たりしながら針金を掛けていく訳ですが、同じ樹を何時間も眺めていると感覚がマヒしてくることが多々あります。
その場合は背景の影をぼんやりと眺めるとよく行く事が多いです。
影は平面的に見えるので、直接見るのとは違った目線で考える事ができます。
また、枝葉に行きがちな意識を空間に向け易くなります。
盆栽の良し悪しは葉と空間のバランスが重要ですので、影を見たり、一度写真に撮って確認すると問題点に気づき易くなります。
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盆栽の針金掛け ビナンカズラ
久しぶりに針金かけました。
美男葛です。
ツル植物は針金掛け自体は非常に簡単にできるのですが、形が付くまでには結構な時間が掛かります。
場合によっては、針金が食い込んでもいても外すと動く事もあるので、何度か掛ける必要があります。
そういう面ではモミジなどは針金掛けの際に枝が折れやすいですが、形はすぐ付くのでいいですね。
元はこんな感じ↓
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ルリヤナギ
そんなに一般的ではないけれど、花から花へと魅力的な咲き方をする樹です。
ナス科なので、ナスの花に似ています。
盆栽になったらかっこいいだろうなぁ