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寒樹 モミジ盆栽の落葉
盆栽の用語で雑木の落葉した姿を「寒樹」と呼びます。
雑木盆栽は葉の展開している時期に注目されがちですが、盆栽ではこの落葉した状態を最も重視して枝を作り込んでいきます。
葉の生命力や紅葉の色彩というものを取り除いた、骨格のようなモノですね。
その樹のありのままの姿が寒樹という訳です。盆栽の展覧会が冬に開催されているのは、松の一番の鑑賞期という事もありますが、雑木盆栽の寒樹の時期でもあるからです。

このヤマモミジは五年程作り込んでいますが、やっと大まかな骨格が出来たところです。
今後、さらに細かい枝を増やし、細部の針金掛けをしていきます。一本一本の枝を剪定と針金掛けで整姿し、数年間、芽切りや葉刈りを繰り返します。
この盆栽は寒樹を前提に樹作りをしているので、葉が展開している時期は葉に覆われた感じになりますが、細かい枝を作る為には仕方がありません。
葉物盆栽を作るときは寒樹として鑑賞する盆栽を作るのか、葉を鑑賞する盆栽を作るのかを考えておく必要があります。
葉を楽しむ場合はこれほど細かく枝を作る必要はありませんので、大らかな樹作りとなります。
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鉄の道具 飾る工夫
ずっと物作りをしてきたので、色々と試行錯誤したくなる。
植物を飾る方法は沢山あるけど、最近は吊るすのが流行っている気がする。
たぶん着生ランやチランジアの影響だと思うけど、苔玉や流木着生のシダを吊るすのも面白いと思います。
という訳で、鉄でフックなどを製作しています。

これはこのままオブジェとして飾っておくだけでも面白いですが、流木などを引っ掛けると雰囲気がでます。
あくまで鉄なので、錆止めを塗っていますが、水やりは他所でやった方が劣化が少ないですね。仕方ないですが。
鉄も自然素材なので、錆びて劣化していく過程を楽しむくらいに使うのがいいのかなって思います。ちょっと汚れるけど、それが自然だったりします。
赤錆はお茶で磨くと黒錆に変わって錆の浸食を遅らせる事が出来ます。
これはお茶のタンニンによる作用で、昔からある方法です。黒錆の塗膜が出来るので、触って錆が落ちるのはある程度防げます。
強度出すには化学塗料を使った方が確実ですが、タンニンで化学反応させて油で磨いておくだけでもそれなりに錆予防の効果はあると思います。手間はかかりますが安全です。
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クリスマスローズは山野草
クリスマスローズが咲いていた。

山野草が好きな方は結構、クリスマスローズも育てている気がします。
クリスマスローズは毎年全国で展覧会が開催されるほどに人気のある植物で、山野草というよりはバラなどに近いものを感じます。
キンポウゲ科へレボルス属の常緑多年草で主にヨーロッパや西アジアに自生しており、日本ではへレボルス属の総称を「クリスマスローズ」と呼んでいます。
ちょっと極端かもしれませんが、肥料だけ与えて、ほったらかしでも花は咲きます。
もちろん根詰まりしたら植え替えしたり、品種によっては古葉取りが必須だったりしますが、注意することはブラックデスというウィルス病くらいです。
ブラックデスに罹ったら他の株に感染させない為に、株ごと処分することになりますので、非常に厄介な病気です。
ウィルスを完全に防ぐことは難しいですが、手入れするときの道具を清潔にして、同じハサミを使い回さない事などで防いで行くしかありません。
ちなみに、花の様に見える部分は萼(がく)と呼ばれる部分で、花は中心の部分です。
花が終わった後でも鑑賞する事が出来るのも魅力の一つですね。