bonsai

黒松盆栽 文人

黒松

黒松の文人盆栽です。

 

文人木というのは、枝葉が少なく、細幹で樹の力強さや重厚感を求めるのではなく、どことなく侘しい、でも洒落た雰囲気のある樹形です。

 

文人とはいわゆる知識人の事を指し、幕末から明治にかけて煎茶文化などで文人たちに好まれた事からこの呼び名が付いています。

 

幹が細く全体的に軽い樹形のため、黒松よりは赤松で好まれる形です。
幹を細く保ちつつも、しっかりと芽切りが出来るだけの体力を付けさせる為に適切な管理が必要となります。

 

この盆栽は5年ほど持っています。
芽数は一度減らしてから増えてきてはいますが、枝の伸びは非常に短いです。
鉢が小さく薄い為だと思われます。いい感じです。

 

盆栽は生きものだから毎年上手く成長するとは限らないけど、何十年単位では確実にいい方向に進ませたいと思っている。
そういう使命感も盆栽をやる楽しみつながっている気がする。