赤松盆栽 針金掛け
針金掛けは面白い。
整姿前
整姿後
針金を掛けるとまったく別の樹に見える。
今回は盆栽らしい樹形を目指しつつ、赤松らしい柔らかさを引き出せるように掛けたつもりです。
針金掛けは数時間でできますが、今後半年から一年かけて形が固定されます。
実際は管理、培養などの時間が非常に大切です。
「時間が盆栽をつくる」とよく言います。
針金を掛けると自分が作った気になってしまいますが、本当はその樹がもっている資質をちょっと引き出すお手伝いをしているだけなんでしょうね。
盆栽の技術はもちろん必要で針金掛けもその一つですが、あまり見た目ばかりに囚われないように、一つひとつの樹を未来に繋いで行く為に日々の管理をしっかりとやっていきたい。