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クチナシの実
秋は実が熟す季節です。
クチナシの実も色づき始めました。

クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑低木で、 夏に非常に強い芳香のある白い花を咲かせます。
果実は、秋にオレンジに熟し漢方薬の原料や着色料など色々と利用されています。
クチナシの実

クチナシの花はホントいい香りです。
盆栽を育てていると毎年その季節ならではの景色に出会えるのが嬉しいですね。
盆栽は樹形ばかりを意識してしまいますが、やっぱり自然を感じる花や実は格別です。このクチナシの実も日々少しずつ赤みが増し、濃いオレンジになっていきます。
ちょっとした変化にふと気づいた時に感じる楽しい気持ちを大切にしながらこれからも盆栽をやって行こうと思います。 -
鉄遊び

鉄のオブジェ

盆栽の添配にでもしようかな。
ちなみに添配はテンパイと呼んで、盆栽の横に置くオブジェのことです。鳥などの動物や虫、建物や人などいろいろとあり、木や陶器製のものが多いです。
盆栽に限らず古くからある文化はある程度決まった形式がありますが、一番大切にしたいのは飾り手が心から楽しんで飾る事。そして、それを見てくれた人にも楽しんでもらいたいという事です。
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黒松 芽切りのその後

7月に芽切りした黒松です。
しっかりとした2番芽が出揃いました。
今は古葉を取ってすっきりとした状態です。
芽切りについては下記をご参照下さい。
この盆栽は昨年も芽切りをしていますが、肥料をしっかり与えていた事と植え替え後2年経っているので樹勢が良かったと思います。
今年の夏場は天候が不安定で雨が多く日照不足で心配していましたが、しっかりと芽が出て良かったと安心しています。
盆栽は植物という自然を相手にしているので、毎日の観察の中でどの作業をするのか、もしくはしないのかを判断しなくては上手くいきません。通り一遍の作業をしていては樹を作っていく事はできないのです。
私自身、毎日盆栽に触れていても植物から新しい事を教わることは非常に多いです。
自然というものを扱っていると小細工などはほどんど通用しないと実感します。結果はなるようにしかならない訳ですが、植物の命を預かっているからには必死に取り組むしかありません。盆栽の先人達が気づき残してくれた技術や管理方法などを一つひとつ確認しながら、それぞれの盆栽に合わせた手入れをしていく中で学ぶしかありません。
盆栽は難しいというイメージがまだまだありますが、確かにその通りだと思います。盆栽に限らず植物を育てるという事は簡単な気持ちではできない事です。毎日盆栽の世話をしていて私はそう実感しています。
盆栽を難しいと思うか、その難しさを楽しいと感じるかは分かれる所ですが、できれば楽しいと思って頂ける方が増えてくれると良いなぁと思いつつ八百日をやっています。
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盆栽は仰ぎ見る 「五葉松」

盆栽の鑑賞方法は下から仰ぎ見る事です。
自然の大木を鉢の中で表現する事を目指している盆栽は、小人になったつもりで下から見上げるとより盆栽の面白さに気づきます。
これは小さいですが、大きい盆栽は下に寝っ転がって見ると格別です。
また、マン盆栽のようにフィギュアを置いてみるのも楽しいと思います。
五葉松です。

植え替え、整姿前
これのサイズは高さ25cm弱なんですが、大木を表現する為には当然ながらサイズに合わせた葉の大きさが求められる訳です。
でなければ、全体のスケールと葉の大きさのズレが生じて違和感を感じてしまいます。
これは小品盆栽になればなるほど難しくなりますが、プロの盆栽家は技術と経験でうまい事やっています。だからこそプロなのですが。で、五葉松は黒松のような芽切りはほとんどしませんので、基本的には水と肥料の管理で葉を短くしていきます。当然ですが、一年以上先を見据えての管理が必要です。
この盆栽はもう少し葉が短い方がいい気もしますが、そこは樹勢との相談になります。当然ですが、葉が大きい方が光合成作用は促されるので植物体に養分が蓄積されやすくなります。
すべての手入れに共通して言える事は、最優先事項は樹に負担を掛け過ぎないという事です。
盆栽は植え替えや針金掛けなど、比較的厳しい条件で管理や手入れをすることになりますので、樹や手入れの種類によっては一年待つ気持ちが非常に大切かもしれませんね。
すこし年数は掛かりますが、少しずつ樹が良くなっていくのを見ていると盆栽をやっていて良かったなって思います。
ボーと眺めている時間が一番贅沢ですね。
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シダ アオネカズラ(青根葛)

夏から葉が展開してやっとここまで開きました。
アオネカズラはシダの仲間でウラボシ科・着生植物の一種です。
根茎が青緑になるので「青根」と名が付いています。

上から見たところ
葉は本来もっと広がりますが、この状態もなかなかです。