老爺柿 (ロウヤカキ)
盆栽で柿と言えば、この老爺柿が代表的です。
中国原産の姫柿で実が小さく先端がとがっているのが特徴です。
品種数が多く色や形は幅広くあります。
春、5月頃に花が咲き、実はもちろん秋から冬にかけて鑑賞します。
ロウヤ柿は雌雄異株なので、しっかりと実を生らせる為には雄木が必要となります。
ちなみに、柿は本来一本でも実を付ける品種が多いんです。
町中の柿の木を見れば分かると思いますが、ほとんど一本だけ植わっています。
しかもちゃんと生ってますよね。
ロウヤ柿も雌雄異株と言いつつも、必ずしも雌花、雄花のどちらかしか咲かない木という訳ではなく、実が付くこともあります。
とはいえ、たくさん実を生らせるためには複数本(雄木も雌木も)あった方がいいのは確かです。
雌花と雄花の違いは簡単に区別できますので、花が咲いたときにご紹介します。
柿は葉が落ちてからの方が風情があるので今からが楽しい季節です。
柿盆栽は色々と種類がありますが、園芸品種よりもやはり原種の方が人気があります。
実が大きく丸い山柿も老爺柿とは違う魅力があります。