ケヤキの盆栽
ニレ科ケヤキ属の落葉高木で雑木盆栽の中では人気の樹種です。
盆栽では箒作りという、箒を逆さまにした樹形で作っていきます。
雑木盆栽に共通して言える事ですが、どれだけ枝先を細かく軽く創り込めるかが重要となります。
【 育て方 】
管理場所
日当り風通しの良い屋外
水やり
目安として春秋は1日1回、冬は2~3日に1回、真夏は2回水を与えます。
基本は鉢の表面が乾いたらたっぷり与えます。
真夏は葉焼けを防ぐために、午後からは半日陰くらいの場所で管理した方が秋の黄葉もきれいになります。また夕方に葉水もすると良いです。
剪定
ケヤキは成長が早いので樹形からはみ出すようなところはハサミで剪定していくと自然な樹形に仕上がります。細かい枝にする為には、枝を徒長させずに新芽のうちに剪定(芽摘み)します。
樹勢が良ければ、梅雨時に葉刈りをすると二番目が出て、細かい枝を作れます。
あまり遅い時期にすると冬場に枝枯れをする場合もありますので注意して下さい。
肥料
春、秋に油粕などを与えます。
盆栽界ではケヤキは箒作りとされていますが、自然には色々な樹形のケヤキが存在しています。
あまり樹形にこだわり過ぎず、樹一本一本の資質を生かすような盆栽作りをしていく事も大切かと思います。