bonsai

盆栽には色々な樹種があるけど、その中でも人気が高いのがこのケヤキ。

盆栽 ケヤキ

大木を小さくした、このミニチュア感がプロ、愛好家問わず好まれています。

 

樹形は箒を逆さにした「箒作り」が基本です。

自然のケヤキの樹もこんな感じに成長していきますが、全盛期を超えた樹は芯が枯れたりしながら違った樹形で生きていますので基本はあくまで基本と捉えて作るように心掛けています。

 

なぜかというと、この箒作りは最初からそのつもりで仕立てなければ作り難い樹形だからです。

 

環境や管理によっては、枯れたり、徒長したりして枝の出方が上手く行かない事もあります。

そういう木は実は沢山あって、無理に箒作りに仕立てるよりも文人木や棚作りの方がよくなる場合があります。

 

盆栽では箒作りの定義から外れたケヤキはあまり見かけませんが、そういった盆栽の定義から外れた木を魅力的に仕立て直していく事をこれからチャレンジしていきたいと感じています。