赤松 苗から盆栽へ
盆栽の一番の楽しみは何といっても、樹を作って行く事にあります。
これは針金掛けなどの整姿、改作ばかりでなく、鉢の中で持ち込んで毎年、年輪を重ねていく事そのものの魅力です。
毎日世話をして手を掛けて、少しずつ自分好みの樹になっていく達成感は盆栽ならではの喜びではないでしょうか。盆栽を大切に育て作ってきた人達だけが味わえるご褒美のようなものですね。
数年間、場合によっては数十年手塩に掛けて作り込める(作り込みたいと思える)樹に出会えたらそれだけで一生の財産だと感じます。
4年くらい前の赤松苗木の状態
4本のうち3本を使って寄せて作り始めました。
現在の状態です。
少しは盆栽らしくなって来たのではないでしょうか。
まだまだ若木ではありますが、少しづつ幹肌も荒れ始め、枝数も増えてきました。
どんな樹でも愛情と時間と確かな技術があれば良くなって行くものです。
技術は盆栽に対する愛情があれば自然と向上していくはずです。きっと。