盆栽の買い方
盆栽はどうやって買うのか?
今では百貨店や雑貨屋、園芸店などでも盆栽を扱っているお店は多いので、
ドキドキしながら盆栽園に入って購入するということは少ないかもしれませんね。
素材としての観点から見た時に、どこを見て良し悪しを判断したら良いのかというと案外難しいかもしれません。
一般的に樹木を買うときは幹が太くしっかりとして如何にも丈夫そうな物を選ぶのですが、
盆栽の素材となるともう少し細かく見る必要があります。
盆栽は育てながら樹形を「つくる」ものなので
下記もチェックしておくと良いと思います。
・根張り、幹筋、枝の出方
(雑木は落葉時期に購入した方が分かり易いですが、品種ものは葉を見た方がいい場合も有り)
・花や実もの盆栽は実際に色や形、サイズなど確認できる時期
・虫や病気に罹っていないもの(ウイルスやガンシュ病など治らない病気もあるので)
・大きなキズがあるものは避けた方が無難です。
・葉は健康のバロメーターですので、出来るだけ色が鮮やかで芽に勢いのある株を選びます。
・草ものについては、慣れるまでは芽が出ている物を選んだ方がいいです。
通常、購入後は早めに植え替えを行うのですが、真夏、真冬を避けます。
一番の適期は春ですので、それに合わせて素材も購入すると順調に育てることができます。
バラ科のみ秋に植え替えます。
ガンシュ病予防の為ですが、印象としてバラ科は病害虫に罹りやすいと思いますので
適切な消毒などが必要です。
販売しているお店によって強みとなる盆栽の種類や目的は違います。
伝統盆栽が欲しいのか、インテリアとして飾れる盆栽が欲しいのか、手を掛けてこれから作りこむ盆栽が欲しいのか、自分の目的に合ったお店を選ぶ事が大切です。