-
手入れ
糸魚川真柏の針金掛け

盆栽は枝を下げる事が基本にある。
が、すべてを下げても味わいがない。
もともと木が伸びようとしている方向を調べ、
幹元から順に枝を辿る。
真柏の良いところは2~3年でそこそこ形になるところ。
整姿と同時に葉透かしを行い一度リセットする。
針金が食い込み始める頃には葉も出揃い始め、
もう一年待てば、飾れる。この木は整姿前から3年目、真柏の面白さがやっとわかってきた。
-
針金掛け
お客様からのご依頼で黒松の針金掛け

整姿後
整姿前針金掛けの作業自体は2、3時間ですが、その前の樹を眺めている時間は数倍必要だったりします。
この樹は比較的、これまでの育ち方やこれからの方向性が見えやすく、前日から近くに置いてなんとなく眺めてイメージを膨らませましたが、なかには眺めるだけで一日が終わる樹もあったりです。
針金掛けは樹にとってはストレスになる為、掛ける時は一度で決め、何度も曲げ直したりしなくて済むようにすることが、樹に対する礼儀であり、その後の枝枯れ予防にもつながります。
針金掛け自体は人のエゴという事実はいつの心にあり、そのせいで調子を崩すのは論外。
生き物を扱うことの責任感を忘れたら盆栽はできないですね。 -
老爺柿
今年は豊作。うれしい。
一昨年も豊作で昨年は裏年だったのか3個しかならなかったが、一年おきの楽しみも良い。



昨年鉢を5分の1のサイズに植え替えしているので、樹勢の衰えを心配していたが、何も問題なく生育している。
老爺柿はオス木とメス木があり、この木もオス木を近くに置いている。
これは明確な違いではなく、雌花、雄花の咲く量が木によって違うだけの分類だと聞いた事がある。
そのため、メス木だけでも実を付ける事もある。やっぱり花や実はこころを惹きつける。
実の生った老爺柿の美しさを再確認しました。 -
たった五年
実生を拾って作り始めて5年目。

毎年、コツコツと形を整えていた。
気付いたら、ぼちぼちかっこいい。樹齢数十年の盆栽とは違う、若さ。
全盛期へと向かう楽しみがある。
-
根張り
盆栽は各部位にそれぞれ名前がありますが、中でも一番重要となるのが、根張りです。

もともと1.5倍くらいの鉢に入っていましたが、鉢を小さくする事で樹が一回り大きく見えるようになりました。

盆栽でも植木でも深植えは厳禁。
少しずつ根を上げる事で根との境界が木化していき台が出来ていく。大地に根を張る姿が盆栽を巨樹へと変えていきます。