変化
植物の日々の動きは見ていて楽しいものです。
無機質の物質も目には見えにくいけれど常に変化しています。
錆は目に見える無機質の働きかもしれない。
工芸や骨董の世界では経年変化という言葉を良く耳にするけど、この言葉はモノの劣化をポジティブに捉えて共生していく考え方で、所謂「味」と呼ばれるものです。
ビロードシダとイワヒバの寄せ植え
金属の使い込まれた艶や色に魅了されていたので、こういうモノを作っている訳ですが、金属を植物と合わせる場合は、水を使いますので錆は止められません。
錆びる事を少し遅らせる事は可能ですが、こればかりは仕方がないですね。
ですが、錆の魅せる一つひとつの変化は見ていて飽きませんので、金属の朽ちていく儚さと植物の生い立つ勢いの対比を楽しめそうです。